健康顔面教室ブログ
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2026.01.24

【ほおづえ】が子どもの顔に与える深刻な影響

耳鼻咽喉科専門医の阿久津です。

お子さんが宿題をしている時やテレビを見ている時、ふと見ると「ほおづえ」をついているのを目撃することはありませんか。実は、何気ない習慣の一つであるこの「ほおづえ」が、子どもの顔やあごの健康的な成長に大きな影響を与えることがあります 。

子どもの顔や骨は大人に比べて非常に柔らかく、まさに成長の途中です 。その大切な時期に、いつも同じ方向から力をかけ続けると、顔の骨がゆがんだり歯並びに影響が出る可能性があります 。特に骨の成長スピードが速い3歳から小学校高学年くらいまでは、細心の注意が必要です 。

今回は、ほおづえが引き起こす具体的なリスクと、今日から実践できる対策について詳しく解説していきます。


ほおづえが引き起こす4つの深刻な影響

ほおづえを単なるクセと見過ごしてしまうと、次のようなトラブルにつながる恐れがあります。

  1. あごのずれ=顎関節症のリスクがあります。 いつも同じ側でほおづえをつくと、あごの成長が片方に偏ってしまいます 。あごの関節に過度な負担がかかることで、口の開け閉めで痛みが出たり音が鳴ったりする「顎関節症」の原因になることもあります 。
  2. 顔の左右非対称が出やすくなります。頬骨やあごのラインに左右差が出てしまい、片方だけへこんで見えるなど、見た目のバランスに影響が出ることがあります 。
  3. 歯並びと噛み合わせの悪化します。外側からの持続的な圧力により、歯が生えるスペースがずれてしまうことがあります 。その結果、出っ歯や噛み合わせのずれを引き起こす要因となります 。
  4. 鼻呼吸への悪影響があります。あごの位置が下がり、舌の正しい位置がずれることで、口呼吸をしやすくなります 。これが原因で、夜間のいびきが出やすくなる場合もあります 。

今日から取り組める!ほおづえを改善する3つのポイント

ほおづえを無理に「やめさせる」のではなく、自然に改善していくための環境づくりが大切です。

ポイント1:環境を整えて姿勢を正す

まずは、お子さんがほおづえをつかずに済む環境を整えましょう。

  • 気づかせてあげる:「やめなさい!」と叱るのではなく、「お顔がかっこわるくなっちゃうかもよ」など、お子さんが理解しやすい言葉で優しく伝えてあげてください 。
  • 机と椅子の調整:猫背になったり机に近すぎたりすると、ついほおづえをつきたくなります 。正しい姿勢で座れるよう、机や椅子の高さを調整してあげることが重要です 。足がしっかりと地面に着くように、台を置いたりの調整が必要です。

ポイント2:鼻呼吸の習慣づけ

実は、口呼吸をしているお子さんは、開いた口を支えようとして無意識にほおづえをつく傾向があります 。

  • 口呼吸のサインをチェック:いつも口が開いている、いびきをかく、朝起きた時に喉が渇いているなどのサインに注意しましょう 。
  • 鼻の治療:アレルギー性鼻炎などで鼻が詰まっている場合は、早めに耳鼻科を受診し、鼻呼吸ができる通り道を確保してあげることが大切です 。

ポイント3:身体のバランスと運動

ほおづえは、体幹の弱さや身体のゆがみを支えようとして起こる場合もあります 。

  • 体幹を鍛える遊び:バランスボールや片足立ち、外遊びなどで全身のバランスを整えましょう 。
  • お口の運動:ガムを噛んだり、お口体操や風船ふくらましを取り入れたりすることで、顔の筋肉のバランスを整えることができます 。

よくある質問 FAQ

Q1. ほおづえを注意してもすぐに戻ってしまいます。どうすれば良いですか? 

A1. 単なるクセではなく、姿勢の悪さや鼻詰まり、あるいは体幹の弱さが原因かもしれません 。まずは座る環境を見直し、鼻でしっかり呼吸ができているかを確認してあげてください 。

Q2. すでにあごがゆがんでいる気がするのですが、今からでも間に合いますか? 

A2. 成長期の段階であれば、クセを改善し正しい「顔育」を行うことで、より良い成長を促すことが可能です 。気になる場合は、公式LINEにご登録ください

Q3. 鼻呼吸とほおづえが関係しているのはなぜですか? 

A3. 口呼吸でポカンとお口が開いていると、頭の重さを支えるバランスが崩れ、無意識にあごを手で支えようとしてしまうからです 。鼻呼吸を安定させることは、姿勢の安定にもつながります 。


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