西馬込あくつ耳鼻咽喉科の阿久津です。
お子様の成長や健康について、様々な情報があふれる中で、不安に感じることも少なくないかと思います。今回は、当院でも相談が増えている「アデノイド顔貌(がんぼう)」について、耳鼻咽喉科医としての知見も交えながら、その原因とご家庭でできる予防法を詳しく解説していきます。
「アデノイド顔貌」とは、鼻の奥にある「アデノイド」(咽頭扁桃)が肥大することで鼻呼吸が困難になり、慢性的な口呼吸が続くことで生じる、特有の顔つきや骨格の変化を指します。
医学的な視点で見ると、単に「見た目の問題」ではありません。成長期のお子さんの健康、特に顎(あご)の骨の発達や噛み合わせ、さらには睡眠の質にも深く関わる大切な問題です。
具体的には、以下のような特徴が見られるお子さんがいます。
もしお子様やそのお友達で「お口ポカン」の子を見かけたら、それは鼻呼吸がうまくできていないサインかもしれません。耳鼻科医として、鼻呼吸の確保は全身の健康の基本だと考えています。
アデノイドは、リンパ組織の一つであり、2〜5歳頃に免疫機能の発達とともに一時的に大きくなるのは自然なことです。しかし、その後も大きさが改善しなかったり、症状が強く出たりする原因はいくつか考えられます。
鼻詰まりが続くことでアデノイドが大きくなり、結果として顔の筋肉や舌の使い方が変わり、顎の骨の正常な成長を妨げてしまう—この悪循環を断ち切ることが、私たちの重要な役割です。
顔つきの変化は心配の種ですが、ご家庭での意識とケアで、お子さんの成長をサポートできます。
ご家庭でのケアも重要ですが、以下のようなサインが見られる場合は、早期に耳鼻咽喉科医にご相談ください。
早めに専門医に相談することで、アデノイド肥大の程度や原因を正確に診断し、手術の必要性も含めた適切な治療プランをご提案できます。
Q. アデノイド顔貌は、何歳までに治療を始めるのが効果的ですか?
A. 早ければ早いほど効果的です。特に5歳頃までの骨格形成期に鼻呼吸を確立することが非常に重要です。顔の成長が終わってしまう前に、原因となる鼻詰まりを解消し、正しい口の使い方の習慣をつけることが大切です。気になる症状があれば、成長期を逃さないためにも、できるだけ早くご相談ください。
Q. アデノイド顔貌は、大人になってからでも治せますか?
A. 大人になってから多少の変化はあっても骨格が完成しているため、根本的には改善しません。大人の方も、鼻の治療で鼻呼吸を可能にすることや、口腔筋機能療法(MFT)などで筋肉の使い方を改善することで、顔つきや症状の改善が見込めます。
Q. 予防法として挙げられている「あいうべ体操」は、何歳から始められますか?
A. お子さんが指示を理解し、真似ができる年齢になれば始められます。目安としては3歳~4歳頃から、遊び感覚で取り入れるのが良いでしょう。無理なく楽しく続けられることが重要です。具体的な方法は、当院のLINEでも紹介していきますので、ぜひ友だち追加してご覧ください。
「アデノイド顔貌」の原因は、多くが耳鼻科的な問題、すなわち鼻呼吸の障害から始まっています。早期にその原因を取り除き、正しい呼吸と口腔機能の発達を促すことが、お子様の健やかな顔の成長と全身の健康を守る鍵となります。
ご家庭でのちょっとした気づきが、未来の笑顔に繋がります。気になることがあれば、どうぞお気軽に当院にご相談ください。
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