西馬込あくつ耳鼻咽喉科の阿久津です。
お子さんがテレビを見ているときや勉強をしているとき、ふと見ると「お口がポカン」と開いてはいませんか。
実は、この「お口ポカン」は単なる癖ではなく、お子さんの身体の成長、特に「顔の形が縦に伸びてしまう」サインかもしれないのです 。
今回は、呼吸の仕方がどのようにお子さんの顔立ちや将来の健康に影響するのか、詳しくお話ししていきます。
「お口ポカン」とは、普段から無意識に口が開いている状態を指します 。 具体的には、以下のような場面で口が開いていないかチェックしてみてください。
こうしたときに口が開いているお子さんは、鼻ではなく口で呼吸をする「口呼吸」が癖になっている可能性が高いのです 。
驚かれるかもしれませんが、鼻呼吸をするか口呼吸をするかで、顔の骨格の育ち方は大きく変わります 。
鼻の通りが良いと、舌は自然と「上あご」にぴたっとくっつきます 。この舌の圧力によって上あごが横に広がり、顔全体が立体的でバランスの良い形に成長しやすくなります 。これが、きれいなEライン(横顔の美しさの指標)を作るもとになります 。
口で息をしようとすると、舌の位置が下がり、あごも一緒に下がってしまいます 。すると顔の筋肉が下方向に引っ張られ、結果として顔が縦に長く伸びてしまう傾向があります 。これは専門的には「アデノイド顔貌」と呼ばれる状態です 。
国際的な研究でも、口呼吸が顔の縦長化や上あごの狭窄(狭くなること)と関連していることが報告されています 。
顔が縦に伸びることは、見た目の変化だけにとどまりません。口呼吸によって下あごが後退してしまうと、あごが小さく見えたり二重あごの状態になったりします 。
これは将来的に「睡眠時無呼吸症候群」の原因になる可能性があります 。大人になってから無呼吸がひどくなると、生涯にわたってCPAPという機械を寝るときに装着したり、あごの骨を切って前方に動かすような大掛かりな手術が必要になったりすることもあるのです 。
また、口呼吸の方は姿勢も悪くなりやすく、猫背で顔が前に突き出た姿勢になりがちなため、より一層顔が長く見えてしまうこともあります 。
お子さんに以下のような様子はありませんか。
特に12歳までの成長期は、顔の骨の成長がもっとも活発な時期です 。この時期に呼吸の癖を整えておくことは、お子さんの未来の身体を守るために非常に大切です 。
A. 過去に鼻づまりがあったことが原因で口呼吸が癖になっていたり、お口周りの筋肉が弱かったりすることが原因です 。一度癖になると、意識しないと鼻呼吸に戻すのは難しいため、専門的なトレーニングが必要な場合もあります。
A. 骨の成長期であるお子さんであれば、早めに呼吸を鼻呼吸へと整えることで、その後の顔の成長を正しい方向へ導くことが可能です 。気になる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください 。
A. はい、大きく影響します。口呼吸で舌が下がると上あごが横に広がらず狭くなるため、永久歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯並びが悪くなりやすいことがわかっています 。
A. まずは鼻づまりなどの原因を取り除き、鼻で息ができる環境を作ります。その上で、舌の位置を正しく保つためのトレーニングや、お口周りの筋肉を鍛える指導など、お子さんの状態に合わせて行います。
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