新型コロナワクチン接種後に中和抗体検査を受けませんか?

少しずつ新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。人によってはもう2回の摂取が済んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?当院でも(現在は大田区の方限定ですが)ワクチン接種を行っております。

ワクチンの予約などに関しましてはこちらをご覧ください。

ワクチン後もまだまだ「withコロナ」の生活は続くでしょう。しかし昨年や今年に比べると少しずつ前の生活に戻っていくのではないでしょうか。今回は、ワクチン後に関してのご案内です。

ワクチン接種後の中和抗体検査

ワクチンが開発される前に、抗体検査が多くのクリニックでできるようになりました。今までインフルエンザワクチンなどを接種した後に、抗体検査をするということがなかったため、少し違和感があるかと思いますが、新型コロナに関しては今までとは異なり、ワクチン後の抗体検査を当院ではおすすめします。

なぜ、コロナワクチン接種後の中和抗体検査をおすすめするか
理由としては、「ワクチンを接種したからもう安心」というわけではなく、「体内に中和抗体が確認できたから安心」と考えるからです。

すでに様々な論文などで「新型コロナワクチン接種後の中和抗体の有無」はワクチンの効果を示す指標とされています。

予防接種ワクチンとは?

ワクチンという言葉は、毎年インフルエンザ流行前や乳幼児などのワクチン接種があるので、耳にすることが多くなるかと思います。深くは知ることがなかなかないと思いますので、ここで簡単にご説明します。

ワクチンとは?
一般的に、感染症にかかると原因となる病原体(ウイルスや細菌など)に対する「免疫(抗体力)」ができます。感染する前に、病原体をもとに作られたワクチンを予防接種することで、病原体に感染した状況を一時的に作りたし、免疫ができるのと抗体ができ、感染症にかかりにくくなったり、かかっても症状が軽くなったりするようになります。

従来のワクチンは不活化ワクチンと呼ばれます。ウイルスや細菌そのものを処理して弱毒化させたり、薬品などで感染や増殖能力を失わせて(不活化)作った抗体を使用しています。身体に接種することで、免疫細胞が病原体と戦ってくれて抗体を作ってくれます。

新型コロナウイルス ワクチンの仕組みは?
新型コロナウイルスの遺伝子を全部解析してウイルスの弱点を「 mRNA(メッセンジャー・アール・エヌ。エー)という遺伝情報にして、ワクチンにしてあります。mRNAを体内に入れることで、体内でウイルスのタンパク質が作り出され、そのタンパク質に対する抗体が作られることで免疫ができていきます。

不活化ワクチンとmRNAワクチンの違い
不活化ワクチン
《仕組み》感染性をなくしたウイルスを投与する
《強み》投与実績があるので安全性が確立している
《弱み》ウイルス培養では、厳重な設備が必要、量産に時間がかかる

mRNAワクチン
《仕組み》ウイルスのmRNAを体内に投与、ウイルスのタンパク質を作らせる
《強み》開発スピードが速く、ウイルスを使わないので生産速度も早い
《弱み》投与実績がなく安全性に関しては未だ未知数、低温での輸送、保管設備が必要

中和抗体って何?

抗体には様々な種類がありますが、その中で中和抗体は、ウイルスの侵入を防ぎ、攻撃する役割を果たしている抗体です。多くの人は新型コロナワクチン接種後に体内に中和抗体が作られます。

ワクチンを接種して得られる中和抗体とは?
中和抗体は、新型コロナウイルスと、ヒトの細胞が結合する箇所を阻害します。新型コロナウイスるへの感染や重症化を防ぐ効果が期待されています。

世界中でワクチンの開発が進んでいます。ファイザー製ワクチンによって作られる中和抗体は、ウイルスの表面に存在し、人の細胞に入り込む上で重要な働きをするスパイクタンパク質に対する抗体です。

2021年6月6日の南日本新聞では、鹿児島市の病院にて新型コロナウイルスのファイザー製ワクチンを2回接種した医療従事者に抗体検査を実施したところ、検査をした全員に中和抗体を保有しているという結果が報告されています。

また、山中竹春教授(臨床統計学)ら横浜市立大の研究チームが5月12日、日本人の新型コロナウイルスワクチン接種者の約9割が、流行中の変異株に対しても中和抗体を保有していることが明らかになったと発表しています。

従来株に限らず変異株に関しても1回目では効果が見られなかったが、2回目で結果が出てきたことが表を見ても分かります。

※引用:日本医事新報社

■抗体検査で調べられること
抗体はウイルス構造のいくつかの部位に対して産生されます。抗体検査では特定のタンパク質に対する抗体をどれくらい持っているのかを調べることができます。

■中和抗体検査と抗体検査の違い
中和抗体検査はウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ中和抗体をピンポイントに検出する検査で、全世界でも注目されています。

抗体検査は過去に新型コロナウイルスに感染したことがあるかを調べる検査で、中和抗体の有無まではわかりません。

当院で使用する検査キットに関して

※2021年7月7日時点の内容です

ロシュ(過去の感染歴)
・スイス・ロシュ社抗体検査(血液検査)
・抗体証明書(英文対応可)
4800円(税別)
ロシュ + アボット (過去の感染歴)
・スイス・ロシュ社抗体検査(血液検査)
・米国・アボット社抗体検査(血液検査)
・抗体証明書(英文対応可)
9000円(税別)
ロシュ(予防接種後の抗体確認)
・スイス・ロシュ社抗体検査(血液検査)
・抗体証明書(英文対応可)
4800円(税別)
ロシュ(予防接種後の抗体確認+過去の感染歴)
ワクチンの抗体確認と過去の感染歴を調べたい方におすすめです
・スイス・ロシュ社抗体検査(血液検査)
・抗体証明書(英文対応可)
9000円(税別)

予約方法

当院の予約サイトからご予約をお願いします。

西馬込あくつ耳鼻咽喉科予約サイト

※予約の種類から「一般診療」よりご予約ください
※予約時の問診票にて「抗体検査希望」と記載をお願いします
検査前に診療がございますので、ご不明点などございましたら、診療時に医師へご確認ください。

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