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2025.06.12

初夏の旬の食材 いわし

【旬を味わう】今が食べどき!栄養たっぷり「いわし」の魅力とおすすめの食べ方

初夏にぴったりの旬の食材「いわし」についてご紹介します。

お手頃価格で手に入り、栄養も満点。さらにこの時期は“梅雨いわし”と呼ばれるほど脂がのっていて、いちばん美味しい季節なんです。

いわしって地味な魚と思われがちですが、実は家族みんなに嬉しい栄養がたっぷりです。お値段も安いので物価高騰の中!毎日の食卓にもぴったりの魚なんですよ。

いわしの旬は「今」なんです!

いわし(特にマイワシ)は、年に2回旬がありますが、**初夏(5〜7月)**が特におすすめの季節。梅雨の時期にとれるいわしは脂がのっていて、ふっくらやわらか。「梅雨いわし」とも呼ばれ、煮ても焼いても揚げても美味しい万能魚なんです。

栄養たっぷり!いわしのパワー

いわしは、小さな体に栄養がギュッと詰まっています。とくに注目したいのはこちら:


DHA・EPA
 → 脳の働きをサポートし、血液をサラサラにしてくれる成分。
カルシウム & ビタミンD
 → 丈夫な骨づくりに欠かせない!骨ごと食べればさらにいいのですが、小骨がたくさんあるので小さいお子さんは気を付けてくださいね。
良質なたんぱく質
 → 筋肉やお肌の材料にもなる、体に嬉しい栄養素
ビタミンB群
 → 疲労回復や代謝アップにも役立ちます

実はいわし×梅は、理にかなった組み合わせなんです

初夏に人気の「いわしの梅煮」。じつはこれ、味の相性だけでなく栄養学的にも理にかなった組み合わせなんです。

梅のクエン酸が臭みを消し、疲労回復にも◎
殺菌効果で保存性アップ
さっぱり食べられて、暑い日でも食欲をそそる!

いわしの豆知識 〜知るともっと楽しい〜

「いわし=弱し」?
 名前の由来は「弱し」から。とても鮮度が落ちやすい魚だからなんです。
実は昔は肥料にも使われていたそうです。
 江戸時代には、干したいわしを畑にまいて野菜を育てていたそうですよ。
漢字で「鰯」=魚へんに弱い
魚の中でも特に繊細な存在なんですね。

いわしは、手頃な価格・旬のおいしさ・豊富な栄養の三拍子そろった優秀な食材。今の季節だからこそ、一番おいしい形で食卓に取り入れてみてください♪

これからの時期は食欲が落ちがちになる季節。さっぱり梅煮や香味野菜と合わせたアレンジで、元気な毎日を応援してくれる存在になるはずです。

~イワシレシピ~ イワシの梅煮

材料(4人分)

いわし8匹

梅干し4個

生姜1/2かけ

調味料

しょうゆ大さじ2

みりん大さじ2

水1/3カップ

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作り方

1、イワシはハサミなどで頭と内臓を取り水洗いをする。

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*イワシは、いらない新聞紙の上などで作業するとそのまま捨てることができるので便利です。

2、生姜を太めの千切りにする。

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3、耐熱皿に調味料を混ぜ、1と2を入れふんわりとラップをかけて電子レンジで3分加熱する。裏返して同様に2分加熱し、タレをよく回しかける。


大塚先生より一言

梅干しの塩分が多いと少ししょっぱいかもしれません!

今回は、8%の梅干しを使用しました。

イワシは加熱する前、食べやすいように、ハサミで半分に切りましたがお好みで切られても切ってもいいです。

電子レンジで加熱後、いわしを裏返すときに身が崩れやすいので注意してください。

私はいつもハサミで頭を切り落とし、内臓の部分にハサミを入れ、内臓を取り出し水で洗い流しています。

簡単で8匹で3分ほどの時間でできます。

写真を添付していますが、苦手な方がいらっしゃったらすみません。

スーパーなどで頭と内臓を切り落としたものが販売されていたり、魚コーナーの店員さんに声をかけると切り落としてくださる場合もあります。

ちょっと小ぶりでしたが8匹で200円!物価高騰の中嬉しいお値段ですので、よかったら作ってみてください。

記事執筆者

記事執筆者

大塚 智美

・現役保育園栄養士
・時短料理研究家

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