「Bスポット治療って痛いって聞いたけど本当?」
「ちょっと興味はあるけれど、痛かったら嫌だな…」
そんな不安を感じている方へ、Bスポット治療(正式にはEAT:上咽頭擦過療法)について、今の治療がどんなものか、痛みはどのくらいなのかを、わかりやすくご紹介します。
Bスポット治療は、鼻の奥と喉の境目にある「上咽頭(じょういんとう)」という場所に綿棒でこすって(擦過)、症状の改善を目指す治療法です。
インフルエンザやコロナの検査をされる時、鼻からグリグリされる場所が上咽頭です。
上咽頭の役割は、呼吸のたびに空気が通る場所で、ウイルスや細菌が体に入るのを防ぐ役割を持っています。
風邪やアレルギーなどで炎症が起こることもありますが、それが慢性的に続いてしまうと、のどの違和感や後鼻漏(鼻水が喉に落ちる感じ)、長引く咳、頭痛、倦怠感、不眠など、さまざまな不調を引き起こすことがあります。
そんな慢性上咽頭炎の治療として行われるのが、Bスポット治療です。
一般的なBスポット治療では、上咽頭を口から挿入し、綿棒で直接こする際に、
こういった理由から、Bスポット治療は痛いというイメージや実際に受けている患者さんの体験談も痛いというキーワードが多くでていると考えられます
実際に、Bスポット治療は痛いです!!
ただし、いくつかの工夫によって痛みを抑える方法もあります
最近のBスポット治療は大きく進化しています。
最近では、「内視鏡(小さなカメラ)」を使って、鼻の奥を画面で確認しながら処置を行う「内視鏡下 Bスポット治療(E-EAT)」という方法が普及しています。
この方法だと、
といったメリットがあり、
処置中の痛みを抑えながら、効果的な処置ができるようになってきています。
実際、私たちのクリニックに受診する患者さんも
「思っていたより痛くなかった」
「最初は少ししみたけど、だんだん楽になった」という声も多く聞かれます。
しかしながら、処置後の痛みは口から行うBスポット治療も内視鏡を使う場合も同じです。
上咽頭炎の状態をチェックするために、検査目的でBスポット治療を行うときもあります。
上咽頭に問題がない方は、こすっても全く痛みを感じませんが、
上咽頭に炎症がある方は、生理食塩水でこすっても、その後の痛みを感じています。
少し不思議に感じるかもしれませんが、Bスポット治療を受けたとき、
「ズンとした痛み」や「しみるような刺激」を感じた場所が、
まさに不調の原因になっている炎症のポイントだった、ということがあります。
つまり、「痛み=悪いこと」ではなく、「そこが治療のカギだった」というケースもあるのです。
当クリニックは、東京都大田区に
東京都品川区に
の3院がありますが、どの曜日・時間帯・場所でも内視鏡下Bスポット治療が可能となっています。
「こんな症状で耳鼻科に行っていいのかな?」と迷われることもあるかもしれません。
でも、不調には必ず何かしらの原因があります。
つらい症状が長引いているとき、「もしかしたら鼻や喉の奥が関係しているのかも」と少し視点を変えてみることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。