新型コロナに対する嗅覚障害の論文をまとめました。オンライン診療でも相談受付中。

こんにちは‼
東京都大田区西馬込にある西馬込あくつ耳鼻咽喉科の医療コーディネーターのおいちゃんです‼ブログでは初めての登場となります✨
当院もオンライン診療が始まり覚えることが沢山✨
初めてという事で、簡単に自己紹介させて頂きます🌟
私は北の大地、北海道出身で、高校と大学では、英文学科で英語を学んできました📖大学卒業後は得意の英語を活かし、北海道の観光に携わる仕事に就いておりました。
人生のステージの切り替わりに伴い、ここ最近になりますが、東京に引っ越してきて参りました‼︎西馬込はご近所の皆さんがとても親切で、田舎育ちの私にも親しみやすい街と感じております💗そして阿久津院長、クリニックのスタッフの皆さんもとても温かく、西馬込は私の第2の故郷となりそうです😊😊😊

さて本題になりますが、新型コロナウイルスに関して情報が不足していると、みなさまお感じではないでしょうか?そこで海外各国のドクターたちが執筆した論文を翻訳し、少しでもみさまのお力になれればと思い、こちらのブログでシェアさせて頂きます‼︎今回ご紹介するのは、新たな症状として注目されている嗅覚・味覚障害についてです。

内容を簡単にまとめると
・嗅覚障害は200以上のウイルスが原因となり、新型コロナウイルスに特徴的ではない
・新型コロナウイルス感染者の30~73%が嗅覚障害を自覚した
・今、使わない方がいい薬があるので、専門家に相談しましょう

以下論文のまとめです↓↓
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様々なウイルスが大人の嗅覚障害の原因であり、40%がウイルスが原因と言われている。ウイルスは感染後に悪化することが知られており、200以上の異なるウイルスが上気道感染を引き起こすことがある。嗅覚障害の10-15%程が新型コロナウイルスが占めていると考えられている。したがって新たな感染者に嗅覚障害の症状が現われるのも驚きではない状況である。

アメリカでは、米耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の嗅覚障害の調査によると、
新型コロナウイルス感染者237名の感染者のうちの73%に嗅覚障害があり、26.6%にはそれが初期症状として現れていた事を明らかにした。
検査が大々的に行われている韓国では、陽性と判定された軽度の感染者の30%に嗅覚障害の症状が出ている。
また、ドイツでは3人に1人、嗅覚障害の症状が現れていると報告されている。

イタリアミラノにあるL.Sacco病院の感染症科で新型コロナウイルスと診断された患者の一部では、嗅覚と味覚障害を訴えた者もいた。
2020年3月19日、88名の入院患者のうち、59名がアンケートに回答した。
29名が非回答者だった(そのうち4名が認知症、2名が言語障害あり、23名が非侵襲的換気療法を受けていた為)。
アンケートに答えた59名のうち、
・20名(33.9%)が少なくとも味覚または嗅覚障害の症状がある、
・11名(18.6%)が嗅覚・味覚障害があると報告した。
・12名(20.3%)の患者は入院前に症状を示したが、
・8名(13.5%)は入院中にその症状を経験。
・入院後の味覚変化はより頻繁に(91%)なった。
・入院後は味覚と嗅覚変化が同じ頻度で現れた。
・女性は男性よりも頻繁に嗅覚・味覚障害があった
と報告した。

表1. 味覚および嗅覚障害が確認された新型コロナウイルスの重症患者の特性

Patients  No. (%)
年齢 60 (50–74) 
男性患者  40 (67.8) 
入院時の肺炎症状 43 (72.8) 
入院時の症状   
発熱  43 (72.8) 
22 (37.3) 
呼吸困難 15 (25.4) 
喉の痛み  1 (1.7) 
関節痛 3 (5.1) 
鼻水 1 (1.7) 
頭痛 2 (3.4) 
倦怠感 1 (1.7) 
腹部症状 5 (8.5) 
味覚および嗅覚障害がない 39 (66.1) 
嗅覚または味覚障害を伴う症状  20 (33.9) 

データは人数(%)で表記されている。
略語:IQR:四分位範囲    SARS-CoV-2:新型コロナウイルス

嗅覚障害と味覚障害は、さまざまなウイルス感染に関連していることがよく知られている。新型コロナウイルスは、マウスモデルで嗅球を介した神経浸潤を実証している。さらに、アンジオテンシン変換酵素2受容体(ACE2受容体)は、新型コロナウイルスが細胞に結合して浸透するために使用され、口腔粘膜の上皮細胞に広く発現している。これらの調査結果は、新型コロナウイルス感染における味覚および嗅覚障害の根本的な病因メカニズムを説明できる。


(写真)東京大学医科学研究所から引用改変

新型コロナウイルスに嗅覚・味覚障害の症状の可能性や、コルチコステロイドの使用により重症化の可能性あるという点を考慮すると、このパンデミック中に、頭部外傷や鼻のポリープなどの治療に経口ステロイドを使用しない事を推奨する。
嗅覚障害と味覚障害は、さまざまなウイルス感染に関連していることがよく知られている。新型コロナウイルスは、マウスモデルで嗅球を介した経神経浸透を実証している。さらに、アンジオテンシン変換酵素2受容体(ACE2受容体)は、新型コロナウイルスが細胞に結合して浸透するために使用され、口腔粘膜の上皮細胞に広く発現している。これらの調査結果は、新型コロナウイルス感染における味覚および嗅覚障害の根本的な病因メカニズムを説明できる。

嗅覚障害の症状が出て他の症状のない人を新型コロナウイルスの診断基準に入れることは、新規の新型コロナウイルスを減らせる可能性がある。

参考文献
– Loss ofe sense of smell as marker of COVID-19 infection, ENT UK,
Prof Claire Hopkins and Prof Nirmal Kumar, 閲覧日4/21
https://www.entuk.org/sites/default/files/files/Loss%20of%20sense%20of%20smell%20as%20marker%20of%20COVID.pdf

-COVID-19 Anosmia Reporting Tool: Initial Finding, AMERICAN ACADEMY OF OTOLARYNGOLOGY-HEAD AND
NECK SURGERY, Rachel Kaye, MD, CW David Chang, MD, Ken Kazahaya, MD, MBA, Jean Brereton, MBA,
and James Denney,MD, 14 April 2020
https://www.entnet.org/content/covid-19-anosmia-reporting-tool-initial-finding

-Clinical Infectious Diseases, OXFORD ACADEMIC, Andrea Giacomelli, Laura Pezzati, Federico Conti, Dario
Bernacchia, Matteo Siano, Letizia Oreni, Stefano Rusconi, Cristina Gervasoni, Anna Lisa Ridolfo, Giuliano Rizzardini,
Spinello Antinori, Massimo Galli, 26 March 2020
https://academic.oup.com/cid/article/doi/10.1093/cid/ciaa330/5811989
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いかがでしたか?まだ嗅覚・味覚障害は、診断基準に含まれていないケースが多いですが、そのような症状に気づき自主隔離が出来れば、感染拡大を少しでも抑えられるかと思い、ご紹介させて頂きました。この情報が皆様のお力になれれば幸いです

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