–現在休止中– オンライン診療のメリット・デメリットは?東京都大田区の開業医が答えます

こんにちは。東京都大田区にある西馬込あくつ耳鼻咽喉科です。

当院では、オンライン診療による診察希望の方が急増しています。
当院の周辺の西馬込、馬込、荏原町、中延、戸越、蒲田、大森、大井町などからも受診していますが、北海道や千葉、埼玉、神奈川、愛知、大阪など、多くの都道府県からもオンラインで受診されています。
新型コロナが流行中のため、自宅での診察を希望する方が多く、年齢層も赤ちゃんから90歳以上のおじいちゃんおばあちゃんまで様々な人がオンライン診療を使用しています。
今回は患者様の目線でのオンライン診療のメリット・デメリットをお伝えします。
今後最新情報を受け取りたい方は公式LINEアカウントに登録ください。
友だち追加

オンライン診療のメリット

自宅で診察を受けられる

当たり前ですが、自宅で待ち時間なしで診察を受けることができるのが最大のメリットです。
私がオンライン診療をする中で、このメリットが1番強く感じられるのがめまいの患者様です。
めまいがあるときは吐き気、嘔吐を伴うことがあり、とてもクリニックまで歩くことができない方が多いです。
医師としても、めまいがひどいときに診察することができれば、より多くの情報を得ることができます。
新型コロナの感染の心配がある現在では、東京でも病院など医療機関での院内感染が報告されています。
その中で患者様が、クリニックに受診したくないと言う気持ちはとてもよくわかります。
特に小さなお子様がいたり、持病をお持ちの方、高齢者の方など、免疫力が下がっている方は特に心配だと思います。
そういった場合、自宅で遠隔診療を受けられるメリットは測りきれません。

自宅もしくは最寄りの薬局で処方箋をもらえる

これはクリニックによると思いますが、処方箋の受け渡しは、自宅や薬局に届くことが多いです。
薬局に届く場合は、即日お薬をもらうことも可能です。

クレジット決済が可能

多くの医療機関は、いまだに現金のみしか取り扱っていません。
しかし一方で、現在のオンライン診療ではクレジット決済がメインとなっています。
そのため、不必要に硬貨を使う必要がなく、衛生面の面でも安全です。

全国の医療機関で受診が可能

オンライン診療行っている全国の医療機関で受診をすることが可能です。
そのためいつも行っているクリニックがあるけど、オンライン診療をやっていないし、他の先生の話を聞いてみたいなどの要望を答えることもできます。
当院でのオンライン診療でも、今まで合う耳鼻咽喉科がなかったとのことで、当院のオンライン診療を受診されるケースもあります。

画像やチャット機能、ビデオ通話を使うことで、ある程度の診療が可能

これは行う医療機関によって対応の差が出てくると思いますが、あらゆる自宅にある機器や物品などを使うことで、より細かい診察をすることが可能になります。
ですので、この分が医師の診療技術の差が出てくると思います。
オンライン診療は、現状のところ、電話での診察も認められています。ビデオ通話では、しっかりと対面もできますし、ある程度の観察も可能です。

オンライン診療のデメリット

見れない病気がある

当院は耳鼻咽喉科ですので、基本的には耳の奥、鼻の奥、口の奥を見て診察する診療科になります。
通常は専用の機器を使うことで、診療にあたっています。
オンライン診療では確認ができないため、クリニックでみないとわからない病気は多くあります。耳鼻科では耳垢の有無などは苦手分野です。
しかしながら、患者様が新型コロナの流行中にクリニックに受診できないと言う気持ちはよくわかります。
オンライン診療でも、今すぐ対面診療をしなければいけないか、インターネットで調べたけどこの病気の心配はないか、新型コロナじゃないか等の回答することはできることが多いです。

手数料がかかる

どこのクリニックでもそうですが、オンライン診療は諸経費がかかるため、診察料+事務手数料がかかる場合がかかります。
出前で言えば、輸送費のようなものです。
当院でも、患者様の自宅と最寄りの薬局への郵送代、看護師がする問診、スタッフが最寄りの薬局に薬の在庫の確認をするなどの時間がかかってしまっていますのでその分の諸経費をいただいています。当院では常勤3人の看護師が、随時問診を行っていますので、より詳細な問診を聞くことができています。
対面診療した場合は、いろいろな検査や処置をすることが多いですので、実はオンライン診療の方が支払額は安く済むことが多いです。
ただし、病気の診断をつけるためには検査や処置が必要が多いですので必要があれば、必ず最寄りのクリニックへの受診をお願いしています。

検査、処置がしてもらえない

自宅では聴診器を使った診察、血液検査や聴力検査などの必要な検査ができません。
そのため患者様の状態がどのくらいの状態なのか、把握するのが困難です。
アプリの登録やクレジット決済等準備が大変
対面診療の場合最寄りのクリニックの予約をして、実際に受診すれば後はお薬がもらえる流れになると思います。
一方でオンライン診療の場合は、自分の気になる病気を扱っているクリニックがあるか、アプリのダウンロード、クレジット登録、クリニックの検索をして、診察になります。その後クレジットでの決済も必要になります。自宅にいれば良い分、自宅での操作量は増えるかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
オンライン診療には得手・不得手がありますし、必要があればすぐに最寄りのクリニックに診察してもらうこともあります。
しかしながら、オンライン診療で、医師と話をすることで、安心することができる病気が多いのも事実です。
新型コロナウィルスが落ち着いた後に、ゆっくりと最寄りのクリニックや病院にかかり、オンライン診療ではひとまず今緊急性があるかどうか、早く大きい病院に行かなければいけない状態なのか、を確認する手段としては有効です。

今後新型コロナウイルスについての関連のお知らせは公式LINEアカウントから順次送らせて頂きます。
友だち追加

当院でのオンライン診療を希望される方はこちらをお読みください。

良ければ以下の記事もご覧ください。
オンライン診療(遠隔診療)でおすすめのクリニックを選ぶ6つのポイント。厚生労働省の認定をうけていますか?
新型コロナウイルスが心配な方はまずはオンライン診療がお勧めです。
新型コロナウイルスを家に持ち帰らないためにできる11個のこと
オンライン診療(遠隔診療)でめまいの診察をしています。
オンライン診療(遠隔診療)で風邪を診察しています

現在、当院でオンライン診療を希望される方が増えております。
当院のある東京都大田区周辺(西馬込、馬込、上池台、中延、戸越、五反田、大井町、大森、蒲田、池上など)、東京都23区全域(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区)、23区外(八王子市.青梅市. 町田市. あきる野市. 府中市. 日野市. 立川市. 調布市. 多摩市. 小平市. 昭島市. 稲城市. 狛江市など)、神奈川県(横浜市(鶴見区、神奈川区、南区、港南区、保土ケ谷区、旭区 、磯子区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区)、川崎市(川崎区 · 幸区 · 中原区 · 高津区 · 宮前区 · 多摩区 · 麻生区)、横須賀市、鎌倉市、相模原市、厚木市、大和市、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、小田原市など)、千葉県(千葉市、船橋市、松戸市、市川市、柏k氏、市原市、八千代市、流山市、佐倉市、習志野市、浦安市など)、埼玉県(さいたま市、川口市、川越市、所沢市、越谷市、草加市、春日部市など)、現在は北海道から大阪まで多数のお問い合わせいただいています。

関連記事

  1. –現在休止中– オンライン診療で新型コロナウィルス感染疑いを…

  2. お誕生日ケーキをあの名店で

  3. 急性中耳炎がまだまだ多いですね

  4. ビジネス共同参画TVの撮影へ行ってきました

  5. 新型コロナの潜伏期間は?うつる期間は?うつるタイミングは?を…

  6. –現在休止中– オンライン診療で風邪を診察しています。大田区…