–現在休止中– オンライン診療で新型コロナウィルス感染疑いを含めて風邪症状も診察しています

東京都大田区西馬込にある西馬込あくつ耳鼻咽喉科です。現在、オンライン診療は休止しております。

GWもオンライン診療をしておりましたが、23区内の受診希望者が多かったですね。

今回はオンライン診療で新型コロナを心配している方の診察が可能かどうかについてのお話です。

当院ではオンライン診療で様々な患者様を診療していますが、新型コロナが心配という方が圧倒的に増えています。

今までだったら、
・軽い風邪だったので薬局で薬を買って飲んだり、
・いつもの扁桃炎なので耳鼻咽喉科に受診したり、
・いつも出る咳喘息のような症状なので内科を受診
という風にできましたが、
今は新型コロナの心配もあり、オンライン診療での相談が増えております。

当院は耳鼻咽喉科ですが、お腹の調子が悪いと言う相談もいただきます。(新型コロナで下痢などの症状もでてきますので)
もちろん、お腹は専門ではありませんが、大学病院時代に癌患者様の診察を全般的にしていましたし、救急やICU管理も好きだったこともあり、一般的な診察はすべて網羅はしています。
患者様がお困りになっていることは、大抵のことは相談に乗らせてもらっています。
女性の方で、ピルの処方の相談にものっています。
精神科のお薬や、睡眠導入剤については、オンライン診療では、確認ができませんので、お受けしておりません。

当院でのオンライン診療を希望される方はこちらをお読みください。

症状がない患者様は

現時点では、確認のしようはありません。

最新情報は、LINEにてお伝えしております。

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軽症の患者様は

当院でオンライン診療をしている中で圧倒的に多いのが、発熱は1日で終わったりだとか、明らかな咳症状がないなどの通常の風邪症状の患者様です。

新型コロナは無症状例が多く報告されており、新型コロナの80%が軽い風邪症状と言われていますので、この風邪は新型コロナじゃないかと心配される気持ちはよくわかります。

新型コロナはどんな症状で疑うかというと、以下の統計が参考になるかとおもいます。
イタリアでの統計結果ですが、88名の新型コロナ感染の方の症状は、

発熱      72.8%
咳       37.3%
呼吸困難    25.4%
味覚と嗅覚障害 18.6%
味覚障害のみ  10.2%
嗅覚障害のみ    5.1%
腹部症状      8.5%
関節痛       5.1%
頭痛        3.4%
のどの痛み     1.7%
鼻水        1.7%

やはり、発熱・咳・味覚障害・嗅覚障害が疑うポイントになります。
統計でも分かる通り、新型コロナでのどの痛み(咽頭痛)を訴える方は意外に少ないのです。

気になる方は、当院のオンライン診療から申し込みをお願いします。
当院でのオンライン診療を希望される方はこちらをお読みください。

重症の患者様は

以下の方は最寄りの保健所、もしくはかかりつけから発熱者・接触者外来への紹介状をもらってください。
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

また、軽症者と重症者を見極めるポイントは
新型コロナウイルス感染症の軽症者・無症状の方が注意すべき緊急性の高い症状が公表されましたので、そちらをご確認ください。

表情・外見のチェックポイント
・唇が紫色になっている
・顔色が明らかに悪い
・いつもと違う。。。様子がおかしい

息苦しさのチェックポイント
・急に息苦しくなった
・横になれない 座らないと息ができない
・息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
・生活をしていて少し動くと息苦しい
・胸の痛みがある
・肩で息をしている
・突然(2時間以内を目安)ゼーゼーし始めた

意識障害のチェックポイント
・ぼんやりしている(反応が弱い)
・もうろうとしている(返事がない)
・脈がとぶ 脈のリズムが乱れる感じがする

こちらに当てはまる場合も、オンライン診療は向いておりません。オンライン診療で相談にはのれますが、すぐに当院から保健所に連絡をし、新型コロナ外来(帰国者・接触者外来)に相談する形になります。
自治体の保健所によりますが、オンライン診療では、血液検査や胸部X線をしていないという理由で、最寄りのクリニックへ受診するように指示されるケースもあります。
症状が軽い方で、新型コロナも心配だから受診を控えているという方が、オンライン診療がお勧めです。

まずはオンライン診療にて、医師と相談し、必要があれば薬を処方してもらい、症状の変化を確認し、熱や咳、嗅覚障害、味覚障害等の症状の相談をしてください。

その後、必要であればPCR検査ができる病院を紹介していてもらい、受診する形になります。
また現状では、多くの患者様はPCR検査の対象になることが少ないです。
そのため、PCRの検査の対象にならなく、新型コロナだったかが気になる方は、抗体検査で確認する方法もあります。
自分が新型コロナに陽性だったかをチェックすると言う流れが、自分の症状をはっきりさせる流れだと思います。

当院でのオンライン診療を希望される方はこちらをお読みください。

まとめ

オンライン診療は、現時点では限られた症状しか見ることはできません。
当院での方針としては
・無症状の患者様 ⇒ 過去に新型コロナに感染したかチェックしたい方は抗体検査を
・軽症の患者様  ⇒ オンライン診療
・重症の患者様  ⇒ 新型コロナ外来(帰国者・接触者外来)に相談
となります。

以下も合わせてご覧ください。
オンライン診療のメリット・デメリットは?東京都大田区の開業医が答えます
オンライン診療(遠隔診療)でおすすめのクリニックを選ぶ6つのポイント。厚生労働省の認定をうけていますか?
新型コロナウイルスが心配な方はまずはオンライン診療がお勧めです。
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