腸の調子を高める理想食「ボーンブロス」

肌もスタイルも思考も美しく健康的でありたいと誰もが思うのではないでしょうか?!?
そんな望みを一手に引き受けてくれるのが「」です。

仕事やプライベートでのストレス・不規則な生活・外食・保存料や添加物の多いコンビニごはんなどは腸を疲れさせてしまいます。腸は食べ物の消化や吸収をするだけの器官だと思われがちですが、実は、人間がハッピーに生きる重要なカギを握っています。

ストレスを感じて急にお腹が痛くなったりすることからもわかるように脳から腸へ、逆に、腸の状態が悪いことから脳に影響があってイライラすることもあります。このため“腸は第二の脳”といわれ、その深い関係性は“脳腸相関”として注目されているのです。

少し前に腸活という言葉が少し浸透しましたが、その後も腸に意識を置いていますか?カラダにいい腸活とは、

腸を 「休める」・「整える・修復する」・「善玉菌を増やす」・「いらないものを出す」

の順を追って行うことが大切です。少しでも“汚腸サイン”を感じたら、腸活に取り組みましょう!
*腸チェックシートをレシピ紹介後に記載していますので、気になる方はチェックしてみてください

今回は大事な腸の調子を高める理想食、ボーンブロスをご紹介します。

ボーンブロスとは骨からとったダシのスープのことです。牛や豚、鳥などの動物の骨だけではなく、鯛のあら汁を始め、カレイ、煮干しやあごだし、海老の殻などもボーンブロスです。

鶏の場合手羽中、手羽先、手羽元等の部分を使うとコラーゲンやゼラチンを多く抽出することができます。魚の場合は、頭を入れるとゼラチンがより多く溶けています。煮干しの場合はそのまま使います。豚、牛の場合なら、豚スペアリブや豚足、牛なら定理を入れるとよりゼラチンが多く溶けてます。

現代人に不足する多くの栄養素を補うスーパーフードとして世界中で脚光を浴びています。骨にはアミノ酸やコラーゲン、カルシウムなどのミネラルやビタミンが豊富に含まれています。じっくり煮出すことで、硬くて食べられない骨の栄養素が、スープに溶け出て、うまみエキスが凝縮されたスープです。

当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき毎週栄養たっぷりのレシピをご紹介します✨
第5回目以降の5月は、ボーンブロスについてです🍳ボーンブロスは、離乳食としても使い勝手がよく、スープはそのままで、具材に豆腐やにんじんなどを小さく切って煮込んであげてください。

炊飯器でできる簡単!「基本のボーンブロス」

ボーンブロスの材料

鶏手羽先                10 本 (500 グラム)
ネギ青い部分            80 グラム
生姜                         1 かけ
リンゴ酢                  大さじ1
                            1 リットル
食べる前にお好みで塩をひとつまみ

ボーンブロスの作り方

1、 鶏手羽先の水分をキッチンペーパーで拭き、材料を全て炊飯器の中に入れる

2、炊飯器で普通の炊飯モードで炊く、炊き上がったら完成!

夜寝る前に炊飯のスイッチを押して寝ると朝にはおいしいボーンブロスができています
お肉もお箸で触ると、ほろほろと身が柔らかくなっています
お好みで生姜やネギも小さく刻んで、薬味などで使ってください
*お酢を入れるのは骨の栄養素を引き出しやすくなるからです

ボーンブロスを飲む場合はキッチンペーパーなどでこして飲むといいです
飲む前には、お好みの塩を入れてください

手羽先はスープと一緒に召し上がってもいいですし、残った手羽先を少しアレンジすることで、おかずの一品になります。今回はそちらのレシピもご紹介します。

ボーンブロスで使った手羽先のアレンジレシピ

手羽先のアレンジレシピの材料

ボーンブロスで作った手羽先  5 本
【漬け込み調味料】
砂糖大さじ  1/2
酒大さじ   1
しょうゆ   大さじ1
みりん    大さじ1

手羽先のアレンジレシピの作り方

1、ボーンブロスで作った手羽先と漬け込み調味料をビニール袋などに入れ1時間ほど漬け込む

     

2、フライパンで漬け汁ごと入れて焼き、完成!

*鶏には火が入っているので表面だけこんがりと焼くだけで美味しくできます
*お好みでごまをふってください

腸チェックシートでまずは自分の腸の状態を知る

まずは、下記の質問で生活習慣や便の状態を見直し、腸の状態を知りましょう。合計点数が高いほど“汚腸”の可能性が高く、汚れた腸に身も心も支配されているかもしれません。時間をかけてゆっくりと腸をリセットをしましょう。点数が低い人も油断せずに美腸習慣を心がけてください。ご自身だけではなく、ご家族の状態も確認してみてください。

食生活[各1点] □ コンビニ食が多い 
□ 朝はヨーグルト! 
□ 甘いものがやめられない 
□ 野菜不足 
□ 脂身の多い食事が好き
生活環境[各1点] □ 寝る直前までスマホを見ている
□ 食べるときに姿勢が悪い
□ 慢性的な寝不足
□ “ながら食い”をしがち
□ デスクワークが多く、運動不足
便の状態[各2点] □ においがキツい
□ 硬くて出にくい
□ たくさん出るが、ゆるい
□ 毎日出ていない
□ 緑がかっていたり、黒っぽい

チェックの数であなたの腸の状態がわかります!

0~5点:ほぼ美腸!
6~12点:注意が必要
13~20点:すぐ腸活を

ボーンブロスを飲む5つのメリット

気持ちの乱れやアレルギー症状、下痢などの原因は、腸の炎症が原因かも。腸のバリア機能を修復してくれるのは、骨から出るアミノ酸。骨を煮込んだ“ボーンブロススープ”で腸を整えましょう!女性にとって嬉しい効果も期待されます。

1.免疫力アップ
体を病気から守る免疫細胞の約7 割が腸に集中しているといわれています。ボーンブロスは腸の働きを改善し、腸の健康をサポートします。リーキーガット症候群という言葉を聞いたことがありますか?リーキーガット症候群は、英語のリーキー(漏れ)ガット(腸)で腸もれのこと なのですが 腸の炎症によって隙間が生じ、そこから細菌や毒素、未消化のタンパク質などが血液に入ってしまい炎症が起こり様々な不調を引き起こします。ダシに含まれるグルタミン酸などのアミノ酸が傷ついた腸を修復し、適切な消化をサポートします。

2.髪、肌、爪を若返らせるタンパク質も豊富なため、体を温め消化吸収も良く、肉の骨からコラーゲンが豊富に溶け出し、美肌、美髪効果もあります。しかも、しわやたるみも改善します。世界で長寿の地域であるといわれる香港ですが香港の人たちは、鶏を煮込んだスープをよく飲んでいるからだともいわれています。

3.ダイエット効果
血中のタンパク質が増えると、余分な水分が排出されてむくみが解消します。タンパク質が豊富なボーンブロスを摂取することで神経伝達物質の生成が促され、精神的にも安定します。カロリーを摂りすぎることなく健康維持に必要な栄養がとれます。

4.関節等を健康にする
骨、肌、軟骨などに必要なタンパク質であるコラーゲンが豊富です。私たちは歳をとるにつれて関節は柔軟性が失われ、軟骨の劣化がおきます。そこで、骨などからコラーゲンが溶け出して、消化吸収され軟骨を回復するのに役立ちます。

5.食品ロス削減
ボーンブロスは本来捨てるはずの骨などを活用するため、飲食店や家庭で出る生ごみの削減につながり、食品ロス削減にも貢献できます。

まとめ

現代人を取り巻く環境は腸内環境を悪化させる要因が多く潜み、それほど大切な存在にもかかわらず、知らない間に腸に負担をかけてしまい、腸内環境がよくない人は増えています。

腸が変われば心も変わります。ネガティブ思考になりがち、クヨクヨしやすいなど、マイナスな心情は、腸内環境を整えることで解決できる可能性があります。その理由は、“ハッピーホルモン”と呼ばれるセロトニンの約9割もが腸内でつくられているからです。

腸内環境を整え、セロトニンの量が増えれば、前向きで明るい気分を維持しやすくなるといえるのです。また、腸に炎症が起きていることでイライラしたり、ストレスを感じることもあります。

ほかにも腸内環境をよくすることで得られるメリットは数えきれないほど!腸内でつくられるビタミンB群の量が増えるので、美肌はもちろん、糖代謝を促し、ダイエットにも効果的。最近では、不妊治療に腸内環境の改善を取り入れる医師も増えています。

“汚腸”は百害あって一利なし。疲弊した腸を休ませ、立て直す美腸習慣を取り入れてみてください。

記事執筆者

大塚 智美

・現役保育園栄養士
・時短料理研究家

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