これも?あれも?日本料理でよく使われるスパイス!

いつも西馬込あくつ耳鼻咽喉科のブログをご覧頂き、ありがとうございます^ ^

当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき毎週栄養たっぷりのレシピをご紹介します✨
過去のレシピに関してはこちらよりご覧ください。

代表的な日本のスパイス4種類!

①唐辛子

16世紀後半にポルトガル人宣教師によって伝えられたといわれています。
日本の唐辛子には「鷹の爪」「本鷹」「八房」「三鷹」「熊鷹」「日光唐辛子」など様々な種類があります。さやが上向きに立つようになる赤唐辛子を、その姿から鷹の爪と呼ばれているようです。
七味唐辛子は、日本のミックススパイスとも呼ばれています。唐辛子、ケシ、陳皮、山椒、ごま、青のり、麻の実、紫蘇、海苔などがバランスよく入っています。それぞれの香りが混ざっていることで風味豊かです。
江戸時代、江戸の薬研堀(現在の両国近辺)でからしや徳右衛門が漢方を参考に作り始めたのが発祥といわれています。
七味唐辛子は薬味と言いますが、薬膳では体内の悪い気を取り除くとされ、食欲不振や消化不良を改善し、高血糖、肥満などの予防にも有効です。辛味成分のカプサイシンには発汗作用のほか、心臓の働きを高める、免疫力を上げるなどの働きがあり滋養強壮にも効果が期待できます。

②わさび

日本人はわさびを昔から料理を中心に、生活の様々な場面に取り入れ、独自の遊び文化を育ててきました。日本における1番古いわさびの記録は918年に記された薬草辞典「本草和名」に記されています。わさびの栽培は今から400年前に現在の静岡で始まったとされています。
中世になると精進料理にわさびを使った料理が書物に登場しています。
室町時代になるとわさびは広がり、現在でもよく食べられる鯉の刺身にわさび酢を添えたとの記録も残っています。
江戸時代には徳川家康のもとに献上されたところ、絶賛し家康はわさびの魅力に取りつかれ、わさびを外で売ってはいけない品に指定したとも言われています。わさびの葉の形が徳川家の家紋である葵の紋に似ていることからも珍重されたと言われています。
わさびは限られた自然条件の中でしか育たないデリケートな植物です。わさびが自生しているのは水温が比較的低い清らかな水が流れる山間の渓流です。1年を通じて気候の大きな変化のない安定した環境という条件もつき、立派なワサビに育つには2〜3年かかります。このように栽培条件が制限され、収穫までに長い年月がかかるスパイスです。
日本では、わさびとして使われている植物は大きく2種類あります。
1つは古くから日本に自生するわさびです。もう一つのものとして区別して本わさびと呼ばれています。本わさびは水耕栽培というイメージもありますが実はどこで栽培しても育てることが可能なんですって!

③ゆず

原産地は中国です。日本では四国を中心に温暖な気候の土地で生産されています。皮を使用する時は、皮の内側の白い部分を削らないようにしながら薄くそぐように切ります。冬至の日にはお風呂にゆずを入れるゆず湯に入ったりしますね。冷え性、神経痛、ひび、あかぎれに効果があると言われています。

④山椒

古くから日本人に親しまれてきた和を代表するスパイスです。日本で流通している山椒には「ぶどう山椒」と「あさくら山椒」の2種類があります。
山椒は古名を「はじかみ」といいます。その由来は味が熟してはじける「はじけみ」からなど諸説あります。
古事記には生姜、はじかみ(山椒)やニンニクなどの名前が出てきます。

ゆずを使った栄養士考案レシピ~ぶりのゆず煮~

■栄養士からの一言

冬に出回る寒ブリは身がしまり脂がのって美味です。EPA、DHAも豊富で、疲労回復効果もあります。タウリン、ビタミンB1、ビタミンB2の働きで体力、気力をアップします。
作っているとゆずの香りが家中にフワッとして、幸せな空間が広がりました。
電子レンジで加熱後、片栗粉が少し固まっていますが、大根おろし、ゆずの果汁と合わせることで食べやすく美味しくいただけます。

■材料

ぶり2切れ(200グラム)
塩ひとつまみ(1グラム程度)
片栗粉大さじ1
大根おろし100グラム
ゆず果汁大さじ1
砂糖大さじ1/2
醤油大さじ1
みりん大さじ1
水大さじ1

■作り方

1、ぶりに塩をひとつまみほどふり10〜20分程度おく。キッチンペーパーで水気を取り片栗粉をまぶす。

2、耐熱容器に1と調味料を混ぜた調味料をかけ、ふんわりとラップをかけ電子レンジ600ワットで4分加熱する。ゆずの果汁、大根おろしを加え混ぜる。

4、完成!!!

★パーソナルトレーナーのワンポイントストレッチ★

テーマはスパイスにちなんで、『血行促進』です!
腰やお腹周りの筋肉をほぐして、全身の血行促進のためにストレッチが大切!便秘や冷え性、むくみの改善も期待できますよ☝️

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1.床に長座になり、右足は伸ばしたまま左足のお膝を90度に曲げます。
2.左足を右膝の外側に置きます。
3.右腕を左膝に付け、そのまま左にねじっていきます。
4.反対側も同じように行いましょう。

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ストレッチ中はゆっくりと息を吐きましょう。

上半身を対角線に筋肉を伸ばすと、ストレッチの効果が上がります。
身体の温まったお風呂あがりにぜひ、お試しくださいね!✨

記事執筆者

大塚 智美

・現役保育園栄養士
・時短料理研究家

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