ビタミンD①

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今回はビタミンDについてです。

・「ビタミンD①」

・「サーモンのカルパッチョ」

当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき、毎回栄養たっぷりのレシピをご紹介しております。

過去のレシピに関してはこちらよりご覧ください。


◎ビタミンDとは?

カルシウム吸収を助け、食物からカルシウムが吸収されやすくなるように助けたり、骨や歯に届けたりするビタミンの一種です。

筋肉を動かす時や、正常に心臓を動かすために働くカルシウムは体中をめぐっていますが、その血液にカルシウムが少なくなったときには、ビタミンDが骨からカルシウムを溶かして血液に届けます。

ビタミンは、水に溶けやすい水溶性ビタミンと、油に溶けやすい脂溶性ビタミンに分けられています。ビタミンDはビタミンA、E、Kと同じ脂溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンであるビタミンDは過剰な分を排出することができず、体に蓄積してしまうリスクもあります。

 ビタミンDは日光に当たることで作ることができるビタミンでもあります。

1日20分ほど散歩したり、ひなたぼっこをしたりするのはストレス解消にもなりお勧めです。

人の皮膚には、プロビタミン D3と言うコレステロールの1種が存在し、紫外線によってビタミンDに変換されます。産生力が落ちる高齢者、日光にほとんど当たらない生活をしている人、夏より冬などは不足しないよう注意が必要です。


◎ビタミンDの種類は?

ビタミンDにはビタミンD2からD7まで6種類ありますが、D4からD7 は食品にほとんど含まれておらず、活性も低いため、キノコ類に含まれるビタミンD2と魚類、卵などの動物性食品に含まれるビタミンD3が人間にとって重要なビタミンDと言われています


◎ビタミンDの機能

ビタミンDは、肝臓と腎臓を経て活性型ビタミンDに変わり、主に体内の機能性タンパク質の働きを活性化させることで、様々な作用を及ぼします。ビタミンDの働きの主なものに、骨や歯の発育促進、小腸でカルシウムとリンの吸収を促進させるはたらき、血中カルシウム濃度を一定に調節することで、神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行うなどがあります。

ビタミンDの機能としては、腸からカルシウムの吸収を高め、血中濃度を高める。腎臓の働きにより、カルシウムの血流から尿への移動を抑制する。骨から血中へカルシウムの放出を高めるなどがあります。

ビタミンDが筋力維持に関わっている事は注目を集めており、ビタミンDを十分に摂取しておくことで、筋力を維持し、転倒のリスクやパフォーマンスの低下を防ぐことができると考えられ免疫反応等への関与も示唆されています。

ビタミンDは体にとって大切な栄養素です。

筋肉を動かすと、神経が脳と体のあらゆる部位との間のメッセージを伝達し、免疫系が体内に侵入した細菌やウィルスなどに対して必要な免疫機能を促進します。

近年、花粉症などのアレルギー各種にビタミンDが効くという報告もあります。

健康な骨を維持するためには欠かせず高齢者を骨粗しょう症骨粗しょう症から守ります。ビタミンDは全身の細胞内に存在しています。

糖尿病のリスクの軽減もあると言われています。ビタミンDはブドウ糖の代謝に関与しており進行を防ぐ効果が期待されています。

日本人のビタミンD摂取不足は懸念されています。意識して摂りたい栄養素の1つです。


本日の一品:サーモンのカルパッチョ

■材料
サーモン(刺身用)100グラム
玉ねぎ1/8個(25グラム)
ベビーリーフ1/2袋

■調味料
オリーブオイル大さじ1・1/2
レモン汁小さじ1
塩1グラム程度

1、サーモンは薄切りにする。玉ねぎはみじん切りにする。

サーモンは薄切り
玉ねぎはみじん切り

2、1のみじん切りにした玉ねぎ、調味料を混ぜ合わせる。

3、お皿にベビーリーフを散らし、サーモンを並べ、2をまわしかけたら完成!

栄養士の大塚先生から一言:

食卓が華やかになる料理です。

しかも火を使わないので簡単に早く作ることができます。サーモンは既に切ってあるものを購入すると、ひと手間省けますね。

サーモンのビタミンDは100グラムあたり、10.6μgです。

1日あたりの摂取量が18歳以上の男女の目安量が8.5μgなので100グラム食べれば1日のビタミンDは摂取することができます。


本日もお読みいただきありがとうございます。

生活習慣の見直しや改善、ご自身の不足している栄養を知りたいなど、一人ひとりに合った改善方法を提供します。お気軽に当院の栄養外来にてご相談ください!体調が悪くなる前に普段の生活から予防を心がけ 自身のカラダの状態を知ることが大切です。

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記事執筆者

大塚 智美

・現役保育園栄養士
・時短料理研究家

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