体重増加や老いは噛む回数が原因?咀嚼回数カウントアプリもご紹介!

当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき毎週栄養たっぷりのレシピをご紹介します✨

今月はレシピに加えて「噛むことについて」詳しくご紹介していて、今回で最終回!

噛む事は健康づくりの第一歩です。もう一度振り返ってみましょう。

噛むことのメリットたくさん!

・肥満予防
・味覚の発達
・言葉の発達
・脳の発達
・歯の病気予防
・がん予防
・胃腸快調
・全力投球
よく噛むメリットはたくさんありますね。

もし、よく噛んで食べなかったら?

・太りやすい
・老化につながる
などのデメリットがあります。

よく噛まずに早食いをしてしまうと満足感が得られず、ダラダラと食事をしてしまいます。ダラダラ食べは、口の中で虫歯菌が大喜びなんです。
よく噛まずに食べる人はよく噛んで食べる人に比べて太りやすいです。「カレーは飲み物」と太った芸人がコメントしたのを思い出しました。また、よく噛まない事は顔の筋肉などを使わないことになるので、顔の筋肉が老化しやすくなります。

噛むようにするには、食材に工夫!

①よく噛む習慣をつける食材の特徴とコツ

・硬い弾力のある食材を選ぶ
これはストレス解消、口臭予防にもつながります。
・食材を大きめに切る
薄切り肉やひき肉よりもかたまり肉を選びましょう。噛みごたえがあるものを食事に取り入れることで必然的に噛む回数が増えます。
・汁気の少ないもの
大塚先生の娘さんが幼稚園の時に、幼稚園の先生から必ず食事をした後に飲み物を飲むように教えられていたそうです。汁気が多いとあまり噛まないうちに飲みこんでしまいがちですが、噛む回数を増やすことによって唾液が唾液腺から沢山出るのです。
・食物繊維の多いもの
同じような食材や料理でも噛む回数に差が出ることがあります。例えば、炭水化物の場合パスタやうどんよりご飯やパンの方が噛む回数は多くなります。

②噛む回数が多くなる食材の一例
玄米
干し芋
厚切り肉ブロック
ピーナッツ、アーモンド、クルミなどのナッツ類
レンコンごぼうなどの根菜類
キノコ類
イカ
切り干し大根
高野豆腐など
私は子どもに、あたりめやおしゃぶり梅昆布をおやつの時間に与えていました。甘いものから遠ざける目的で与えていましたが、同時に噛む回数も増えていたと考えると一石二鳥です。

◆噛むこととスポーツや学力との関係

食物を口に入れて咀嚼すると頸動脈、側頭動脈、顔面動脈、大脳動脈などの動脈が激しく動いて脳の血流が増します。五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)情報が脳に送られることで脳の感覚系と運動型の間で様々な情報が飛び交い脳を活性化させます。
もしよく噛まずに食べてしまうと胃に負担をかけることから、胃の調子が悪くなり頭の回転も悪くなります。

噛むことの練習でもある離乳食!少しずつ進めることが必要です。
離乳食を始める6ヶ月頃から奥歯の生え揃う3歳位まで口の発達に合わせた食事を食べることにより咀嚼能力を習得します。
離乳食開始の時期から食物の硬さは段階を追って少しずつ進めます。噛むことを教えることが咀嚼能力を身に付けさせる上での基本です。
噛むことを覚えていないのに、大人と同じ食物の硬さを与えてしまうと噛むことの練習ができずに飲み込んでしまいます。しかし、いつまでも柔らかい物だけの食事では噛むことを覚える機会を失います。食べ方に合わせて少しずつ硬さを増していくことが大切です。

やはりいちいち噛む回数を数えるのが大変と思われる方には「カミ丸君Pro」アプリなどもあります。
食事の時に咀嚼データーをカウントして記録してくれます。
身長・体重なども記録しチェックもできます。
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よく噛むおやつ☆米粉のビスコティー

■栄養士からの一言メモ

作業時間は10分ほどです。作業工程としては①材料を計量して⓶混ぜてまとめるだけの2工程なのでお子さんと一緒に楽しく作れます。
オーブンで焼く時間はありますが、とても簡単にできます。

ビスコッティとは「ビス」が2度「コッティ」が焼くを意味する言葉です。
中部イタリアの伝統菓子です。コーヒーやワインに浸したりアイスクリームなどのデザートに添えることもあるようですが、よく噛むということからするとそのまま食べると嚙みごたえもあるのでおススメです。
くるみとレーズンの組み合わせは最高ですね。ビスコッティ、クッキー、カンパーニュなどどれに入れても美味しいです。実は、くるみとレーズンに高菜を加えておにぎりにするのも栄養満点でおすすめです。

大塚先生のご家族に大人気だそうで、私も娘とバレンタインデーにでも一緒に作ってみようと思います。

■材料

米粉150グラム
砂糖50グラム
卵2個
くるみ80グラム
レーズン50グラム

■作り方

1、ボウルに卵と砂糖を入れ泡だて器でよく混ぜる。

2、1に米粉を入れざっくりと混ぜる。


*少し粉が残っていても大丈夫です。

3、2にくるみレーズンを加え粉がなくなるまで混ぜ棒状に伸ばす。

*縦2センチ×横18センチ

4、180度に温めたオーブンで15分間焼く。
表面がほんのりきつね色になります。

5、冷めたら1~2センチの厚さに切る。

*熱いので火傷に注意してください

6、断面を上にして150度に温めたオーブンで35分間焼く。

7、こんがりしてきたら完成!!!

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

噛むことは6ヶ月の赤ちゃんから大人まで、みなさんにとって大切なこと。
普段あまり意識をすることがなかった「噛むこと」を、家族みんなで意識してみるのもいいかもしれませんね。バリエーション豊かなレシピとなりましたので、是非作ってみてください。

毎日の生活に活かせる知識や情報を引き続きお教えしますので、また次回も栄養ブログをお楽しみに!

記事執筆者

大塚 智美

・現役保育園栄養士
・時短料理研究家

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