あなたのお家は大丈夫?家庭のダニを駆除してアレルギーを防ごう!

大田区の西馬込駅すぐにある西馬込あくつ耳鼻咽喉科
院長秘書のあーちゃんです!

今回は、当院の患者さんでも多いダニアレルギーの対策に関してご紹介します✨

秋になると、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状に悩まされる人が増えます。
その原因は、生きているダニだけでなく、夏の間に繁殖したダニの糞や死骸が溜まってしまうからです。

ダニは目には見えないものなので、知らない間に増殖して数万・数十万匹になっているのにも気づかないまま生活していることがほとんどです。どんなに駆除していてもダニはゼロにはできません。

しかし、効果的な掃除や手入れをして、ホコリを出さない・増やさない室内環境を整えることで、アレルギー症状の予防・改善することができます。

ダニが発生しやすい条件

実は最近の家の作りは断熱性や防音性を向上させ、より気密性があがり、換気性が低下したことで、敷布団(寝具)やマットレスなどにダニが繁殖しやすい環境になっています。「定期的に掃除しているから大丈夫」と行っている間にもどんどんダニが増えている可能性があります。

■そもそもダニはどこからやってくるの?
ダニは羽がないので、実は行動範囲が狭いのです。それなのに何故いろんなところに増えるかというと、羽がないダニの一種は、ホコリとともに存在し、ホコリと一緒に風に乗って移動します。それらが、洗濯物や布団などにくっついて家の中へと侵入していきます。また、外出時に衣類などにくっついて実は連れてきてしまっている可能性があります。それらが家でどんどんと増殖していきます。

■どうやってダニが増えていくの?
ダニは湿気があり、温暖なところが大好きです。
つまり、人間が過ごしやすいなと感じる空間はダニも過ごしやすい空間です。

そしてダニの餌となるのは、フケや垢・食べ物のカスやカビなどです。
風によって運ばれてきたダニは餌を食べながら成長して、カーペットや畳・布団などに潜り込み、卵を産んで増殖します。ダニの寿命は2〜3ヶ月ですが、その間に卵を産んでいくので、増殖していきます。

■ダニが好む条件
□あなたの家はいくつ当てはまりますか?
□室内温度が25〜28度 (梅雨時期に特に注意)
□フケや垢・食べ物のカスやカビなどがないか (掃除されていない場所にダニの餌が)
□畳やカーペット・布団などダニの住処が多い (湿気が熱がこもりやすい場所は卵を産みます)
□窓をあまり開けない・換気扇を回さない (風通しの悪い家はダニが溜まっていきます)
□室内で犬や猫などを飼っている (ペットの毛もダニの餌になります)
□洗濯物を室内に干す (湿気がこもりやすくなるためダニが増えます)
□加湿器をよく使う

ダニの人体への影響とは?!?

日本人の2人に1人がダニアレルギーとも言われています。アレルギー反応によっていろんな症状がありますが、人によっては日常生活を快適に過ごすことができなくなります。
放っておくと危険ですので、是非早めにご相談ください!

■アレルギー性鼻炎
特に多いのがこちらの症状です。アレルギー性鼻炎になると、鼻水がよく出たり、くしゃみが止まらなくなったりなどの症状がでます。集中力がなくなってしまうので、勉強や仕事はもちろん家事に支障が出てきてしまいます。

アレルギーと聞くと、スギ花粉やハウスダストなどを思い浮かべる人が多いと思いますが、ダニによって引き起こされることもあります。アレルギー検査を行い、結果をもとに治療を行うことで、症状を軽減させることが可能です。

アレルギー反応が強い方に関しては、舌下免疫療法が可能です。治療は長期になりますが、正しく治療ができれば、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
舌下免疫療法に関しましてはこちらにてまとめております。

■喘息
呼吸をした時に、「ヒューヒュー」という音が聞こえたり、息苦しい症状がある場合は、喘息が疑われます。症状がひどくなると、歩くことさえ困難になり、日常生活を快適に過ごすことが難しくなります。

また、意外と知られていないのが、小児ぜんそくの原因の1つがダニということです。小児ぜんそくの発症は3歳までに70%、5歳までが90%を占めます。適切な治療を早めに受けると治癒する確率が高いのですが、放置してしまうと、ぜんそく発作を繰り返してしまうので、大人になっても継続してしまいます。

■アトピー性皮膚炎
長い間、痒みが発生し、皮膚がカサカサしたり、腫れあがってジクジクとした汁が出たりしてしまう症状です。皮膚炎の一種ですが、身体がアレルゲンにさらに反応することでより酷くなってしまう場合があります。

適切な治療を続けることで症状を改善させることができますが、生活でも十分な注意が必要になります。例えば、掃除を全くしていなかったり、ダニが発生しているペットをそのままにしていたりなどです。部屋が不衛生だと症状が酷くなるので、日常的に部屋の掃除を徹底しましょう。

■アレルギー結膜炎
目の痒み、充血、ゴロゴロするなどといった症状が現れます。この症状はダニはもちろん花粉でも引き起こります。症状がある場合は、我慢せず病院へ受診するようにしましょう。

ダニの対策法

家のいろんな場所に潜んでいるダニ。
いかにダニの死骸やフンを減らすかが大切になります。

でも正しいやり方は知られてなく、対策しているつもりだけど実際はダニを死滅できていないことも多いようです。

■ダニを死滅するための正しい掃除機の使い方
最新型の掃除機は、前に「押す」時より後ろに「引く」時の方がゴミがよく取れるのをご存知でしたか?つまり、正しい掃除機の使い方は前後に動かすのが正しいかけ方となります。

実は取扱説明書にもちゃんと書いてあります。(なかなか操作方法まで見ないですよね)

最近の掃除機には、ヘッド部分にブラシがついていてモーターで前方向に回転するタイプのものが多く、このブラシの効果でカーペット等の中のゴミをかき出してお掃除をすることができるようです。

ぜひ次に掃除機を使うときには、後ろに引きヘッドのブラシがカーペットに当たっていることを確認してみてください。ゴミをかき出す力と掃除機を引く力が合わさって、より強い力でゴミをかき出すことができるようです。

引くことを意識して掃除機を使うことで、今までよりも効果的にアレルゲンとなるハウスダストを減らすことができると言われています。

※ただしモーターで回転するブラシがついていない古いタイプの掃除機ですと、押しても引いても効果は変わりません

掃除機はどのような場所にもマストで行っていただきたいのですが、掃除機の前に行っていただきたいのが天日干しやスチームアイロンです。

ダニを死滅させる場合は、50度程度の熱を20〜30分加え続けることで対策ができます。しかしこれは場所によっては難しいですよね?!? 下記に場所別で対策法を記載しますので、是非チェックしてみてください!

■カーペット・畳・ソファー
ダニが死滅するのは55度以上の熱が30分以上加わった時です。
そうなると、残念ながらカーペット・畳・ソファーはそういった状況を作るのが非常に難しく死滅することが難しくなります。そこでご紹介したいのが、「スチームアイロンを使ったダニ対策方法」です。

スチームアイロンの温度は最高にすると100度以上もあるので、すぐにダニが死滅します。それを早めに掃除機で吸ってしまえば、ダニは消滅します。(掃除機は先程も記載しましたが「引く」時に注意してかけましょう)アレルギー症状がある方はきちんとマスクなどをして行いましょう。

1、カーペットや畳、ソファーがある部屋の電気を消して、約1時間、真っ暗にします。
理由:暗くなるとダニが活動的になり、表面の方に出てこようとします
2、窓を開けたり、除湿機をかけたりして、部屋を乾燥させましょう。
理由:ダニは乾燥にも弱いため
3、スチームアイロンの温度を最高にして温めている間に、フェイスタオルを水で濡らしてゆるく絞っておきます
4、スチームアイロンの準備が整ったら、ダニ退治をしたいカーペットや畳、ソファーに濡れたフェイスタオルを当てて、その上からスチームアイロンをゆっくりと当てます。
5、スチームアイロンを全体に当てたら、掃除機を丁寧にかけます。

※スチームアイロンに関しては、ぬいぐるみのダニ防止もできます

■毛布・布団・まくら
大事な睡眠のためにも定期的に行うことをオススメします!
寝てる間に知らず知らずのうち汗をかいています。汗で湿気がこもり、熱がこもってしまうため、ダニにとっては心地の良い環境です。垢やフケもつきやすいので、餌を求めてダニがやってきてしまいます。

残念ながら、家庭用の洗濯機と天日干しでは完全にダニを死滅させることはできません。乾燥機をお持ちの方は、強風を使うことで一気にダニを撃退することができます。

しかし家庭用には限界もあるので、定期的にコインランドリーやクリーニングに出すのがオススメです。コインランドリーの乾燥機は80〜120度の高温で乾燥してくれるため、40分以上乾かすことで簡単に完全にダニを消滅させます。

また、最近では布団乾燥機に「ダニ退治モード」が搭載されているタイプもあるので、お持ちの方は気になった時に使うことをオススメします。

■シーツ・布団カバー・まくらカバー
布団や毛布、まくらと同じように、睡眠中にかいた汗が染み込んでしまうのが、シーツ・布団カバー・まくらカバーです。肌に直接触れるものなので、最低でも週に1回は交換することをオススメします。

選択表示を確認しながら、洗濯し、たまにクリーニングに出すのもいいかもしれません。
天日干しする場合は、竿や洗濯紐を2本使い、M字になるように干すと風通しが良くなるためシーツや布団カバーをすぐに乾かすことができます。

■ペット
ペットの毛やフケなどもダニの餌になります。今までは大丈夫だったのに、久しぶりに実家に帰って犬に触ったらアレルギー症状が出たという患者さんが当院でも多くみられます。
あまり洗っていないペットの体に住み着く可能性が高いので、ペットのためにも可能であれば月に1回は洗ってあげましょう。

洗った後は、すぐにドライヤーで乾かしてあげることも大切です。
また、日頃のお手入れとして、抜け毛がなるべく出ないようにブラッシングをしたり、季節によっては抜け毛が多いこともあるので、気がついたら素早く掃除をするようにしましょう。

■予防アイテム
掃除をしたくても、仕事や育児でなかなかできないこともありますよね。かといって、市販の殺虫剤などは独特な香りで、私たちの身体にとってもよくないものが含まれているので、なるべく使いたくないですよね?!?

そんな方にオススメなのはアロマやハーブです。

実はアロマやハーブの香りが予防アイテムになります。
人間にとってはいい香りでも、害虫にとって嫌いな香りはたくさんあります。この特性を利用して、上手にダニ対策を取り入れることもできます。最近では、ペットのダニやノミ予防専用のアロマオイルやハーブオイルが販売されています。

朝晩にシュシュっとスプレーするだけで薬剤に含まれる成分の効果が発揮され、予防できます。また、香りで心も癒されますので、忙しい人にはぴったりです。
しかし、あくまでも予防アイテムです。駆除はできませんので、お休みの日などには掃除など徹底しましょう。

まとめ

今回ご紹介した内容をみて、「もしかしたらこの症状ダニのせいかも」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?!? 普通に掃除しているだけではダニはなかなか死滅することができません。

どんな季節も、こまめな換気とていねいな掃除・洗濯が基本です。家庭に住みつくダニを退治するだけでなく、今後も増えないように対策していくことで、家を安全、快適な状態に保ちましょう。

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