消化酵素2

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今回ご紹介するのは
・「消化酵素」

・「カニカマ入りコールスローサラダ」

当院では栄養士の大塚さんにご協力いただき、毎回栄養たっぷりのレシピをご紹介しております。
とっても簡単、しかも時短で作れますので是非ご家庭で試してみてください♪


前回は「消化酵素とは食べ物を分解、消化、吸収するために体内で産生される酵素」であること、

「消化酵素の種類は5つ」、「消化酵素が多い食品」について書かせていただきました。

今回は、消化酵素は増えることはあるのか、働きを高める方法についてお話しします。


消化酵素が増えることってある?

結論から言うと、消化酵素の量は個人の健康状態や食事内容によって異なります。
また、アメリカの医学博士であるエドワード・ハウエルによると、体内で作られる酵素の量には上限があるそうです。

◎睡眠不足や暴飲暴食などにより、消化酵素を浪費すると体全体の酵素量が減ってしまい、生命活動をサポートする代謝酵素が不足し、病気になったり寿命が短くなったりすると考えられています。

◎消化器官の疾患や消化不良の場合にも、消化酵素の分泌が減少することがあります。また年齢の影響もあり、歳をとると消化酵素の産生能力が低下します。

◎食品の摂取によって消化酵素の増加が促されることもあります。例えば生の野菜や果物などを摂取することで一時的に消化酵素の量を増やすことができる場合もあります。

◎発酵食品を積極的に摂取すると、体内酵素を補うことができます。
食品では、キムチ、納豆、味噌、ヨーグルト、チーズ、しょうゆ、酢、発芽玄米や鰹節などがあげられます。これらは毎日の食事の中に取り入れていただきたいです。
おススメの食べ方としては、野菜、果物は新鮮な旬の食材をそのまま食べることです。


働きを高める方法を5つ

1 酵素を多く含む食品を摂取する
消化酵素を含む食品やサプリメントを摂取することで、消化酵素の働きをサポートすることができます。例えばパイナップルに含まれるプロアテーゼ、キウイに含まれるアクチニジンには消化酵素を促進する効果があります

2 食事をよく噛む
食事を十分に噛むことで唾液の中にあるでんぷんを分解するアミラーゼが食物の細かい粒子になり、消化酵素がより効果的に働き体への分解や吸収がスムーズに行えるようになります。

3 消化を助ける食品を摂取する
食物繊維やプロバイオティクスを含む食品を摂取することもおすすめの一つです。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。プロバイオティクスは腸内の善玉菌を増やし消化をサポートします。

4 ストレスを軽減する
過剰なストレスは消化機能に影響を与えることがあります。リラクゼーションやストレス軽減の方法を取り入れることで、消化酵素の働きを向上させることができます。ウォーキング、瞑想、腹式呼吸などが効果的です。

5 体を冷やさない。
体を温めることで、酵素の働きが活性すると、大量に酵素を使用しなくても活動できるようになり、酵素の無駄遣いを抑制することができます。首、足、腹部を温める。半身浴をする。冷たい飲食物を摂りすぎないなど体が冷えないようにしてください。


本日の栄養レシピ 「カニカマ入りコールスローサラダ」

■作り方(4人前)
カニ風味かまぼこ    1パック(60グラム)

キャベツ        1/4個(250グラム)
にんじん        1/4(50グラム)
■調味料
マヨネーズ       大さじ2
酢           小さじ1/2
砂糖          ひとつまみ

1 キャベツとにんじんを千切りにする。カニ風味かまぼこは千切りまたは手でほぐす。

2 1のキャベツとにんじんに塩小さじ1をふり揉み込み20分ほどおく。
3 2の水気を絞り、ほぐしたカニ風味かまぼこと混ぜ合わせた調味料で和えたら完成です。

栄養士の大塚先生より一言:
未就学くらいの子どもにも食べやすく、保育園でも給食に出しています♪
千切りをする時は写真にあるようにスライサーなどを使用すると簡単に作ることができます。スライサーはAmazonなどでも購入することができます。
酢には、酵素を活性化させる働きがあるので、酵素とおススメな組み合わせが酢です!


本日も最後までお読みいただきありがとうございます!

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記事執筆者

大塚 智美

・現役保育園栄養士
・時短料理研究家

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